日本刀鍛造技法

世界に誇る「日本刀鍛造技法」にて
生み出される
本物のシグネット

世界に誇る
「日本刀鍛造技法」にて
生み出される
本物のシグネットリング

現代のジュエリー制作は、大きく分けて2つに分かれます。 1つ目が現在多くのブランドで主流となる鋳造(ちゅうぞう) ジュエリーの型を作り、その中に金を流し込むという方法です。

大量生産に向いている方法で、CADなどで原型さえつくってしまえば容易に 量産出来ます。現在出回ってるジュエリーはほとんどがこちらの鋳造品になります。デメリットとしては鋳造で出来た ジュエリーの強度は、次にお伝えする技法にどうしても劣ってしまいます。

そのもう一つが、今回私達が行っている鍛造(たんぞう)です。 その名の通り「鍛えて作る」事から鍛造と言います。 世界に誇る日本の刀は全て鍛造で作られており、ハンマーなどで刀を何度も叩いては締め、叩いては締めるシーンは多くの方の記憶にあると思います。 西洋の剣などは鋳造で作られ、日本の刀は鍛造で作られてきました。

また、英国にてシグネットリングが代々家族間で大切に受け継がれてきたように、日本においての日本刀も家宝として代々、想いと共に受け継がれてきた歴史がありました。

日本の平安時代から受け継がれてきた鍛造技法により、日本刀は世界一の強度と切れ味を誇る剣と言われ、もはやそれは刀という名の芸術品として今も世界で人気を誇ります。

ただ、この鍛造という匠の技を習得するには何十年と長い鍛錬と感性を研ぎ澄ませ続けて、初めて極みに至る匠の技なのです。職人の高齢化も伴い、もう日本で鍛造をできる伝統職人は数えられるほどになってしまいました。この伝統技術が無くなってしまうのも時間の問題です。

そんな限られた数しかいない熟練の鍛冶職人が、鍛造で作る作品は

まさに世界に誇る日本のものづくりを象徴した芸術品です。

特にシグネットリングは無垢で厚みがある作品ですので長く愛用されるほど 鋳造と鍛造の違いが傷など含め、分かりやすくリングに出てきます。 鍛造によって作られたリングは、鋳造と比べおおよそ2倍の強度を誇ります。

ぜひその鍛造工程をご覧くださいませ。

日本刀鍛造技法 工程

日本刀鍛造技法 工程



まず地金を溶解し、塊にします。

いよいよここから鍛造が始まります。 何時間もかけて、刀を作るように叩いてはしめ 叩いてはしめ、火入れを繰り返します。 これを繰り返す事に、密度が増し固くなり 地金の強度を極限まで高めていきます。 職人の腕と経験が重要視される工程です。

リングのサイズ、重量を目安に長さを決めリング状に丸め ロー付をしてリング状にしました。

側面、内面、表面とヤスリを使い形状と重量を合わせていきます。手造り職人の腕の見せ所にな ります。経験年数と腕の違いが非常によく出る工程です。

こうしてObligeのシグネットリングは、
世界にただ一つの芸術品となり
伝統職人とデザイナーにより
命と想いが吹き込まれるのです。